子育てとか渡仏とか。。。

日本人家族がフランスのパリで暮らした日々の記録です。

【夫婦】パートナーに求めるもの。

 

先日、パリに来てから初めて停電を経験しました。

朝5時に起きて、お弁当の為のご飯を炊こうと炊飯器のスイッチを押して1、2分後、家中の電気が消えてしまいました。どうやら我が家だけでなく、建物全体の電気が消えたよう!玄関外の電気もつかないし、エレベーターもとまってる!!!(え!わたしが炊飯器使ったせい?!とものすごく焦るアラサー。)

 

ブレーカーを見た感じ落ちていないし、どうやらわたしにはどうすることも出来ない現象。

とりあえず寝ている夫に、「停電してるよ〜」と言ってみる。「ん〜、わかったよ〜」と半分寝ながら彼はむくりと立ち上がり、ブレーカーをチェックして、「ブレーカーは落ちてないねぇ。何に困ってる?」と訊いてくれる夫に「ご飯を炊きたいの。お弁当が作れない!」と答えると、「お米は水に漬けて何分くらい経ってる?だったらザッとざるにお米を出して、水を650入れて土鍋で炊けるよ。最初は強火、○分経ったら弱火にして○分蒸らして。蓋は出来るだけ開けないでね。俺やろうか?」と優しく的確に指示をくれる夫。「大丈夫!ありがとう!わたし出来る!寝てて!(だって夫は休みなし!連勤16日目なのだ)」

一体何分だったかこの文を書いてる今にはもう忘れてるまったく学ばないアラサー。でもその時は無事に炊けました!

 

これこれ。こういう知識。サバイバル力(りょく)というか、キャンプ力(りょく)、生きる力。そういうの。そして何よりも優しい。(わたしだったら朝「停電してる!」と起こされた時点で不機嫌なはず。)

 

土鍋でご飯を炊けたおかげでお弁当も作れたし、停電がいつまで続くか分からないのでいなり寿司も作った。わたしは電子レンジが無いと生きていけないと思っていたけれど、追い込まれたらどうやら出来る子のようだ。

 

 

 

仏のようです。だいすき。(たいせつにしよう。)

 

 

 

結局、停電は夕方6時過ぎに終わりました!

日中、電気が無くNetflixを奪われたわたしは、筋トレに励み、家中の絨毯の床をコロコロしたのでした。

 

IHではなくガスコンロであったことと、低層階に住んでいることに心から感謝した日でした。